赤面症の原因
なぜ人は赤面するのか?
「赤面症の原因」、それを一言で言うと自己評価の低下です。
自己評価と聞くと難しく感じてしまいますが、以下の3つの思考の強弱が自己評価を決めています。
- 自分を肯定できること
- 自信を持つこと
- 自分を愛すること
この思考の度合いによって自己評価が「高い」「低い」ということに表れます。
人は自己評価が低いと自分に「自信」が持てません。
「自信」とは読んで字のごとく「自分を信じること」です。
どんな状況や場面でも常に「私なら大丈夫!」と自分を信じられれば、
不安が抑えられ、結果として赤面もしにくくなります。
赤面するときの4つの不安
では赤面症に伴う不安にはどんなものがあるのでしょうか。
それは4つあります。
- 自分の評価が落ちることへの不安
- 自分の内面を見透かされることへの不安
- 他人の反応がわからないことへの不安
- 他人に見られる不安
多くの場合これらの不安が発生したときに赤面症が引き起こります。
それぞれ簡単に説明します。
1.自分の評価が落ちることへの不安
この不安の典型的な例は、発表や報告です。
学校や会社あるいはPTAなど人前で発表をする場合、我々の心の中には自然と
「うまく発表しなければいけない!」
「とちったらまずい!」
というプレッシャーが襲ってきます。
このプレッシャーの正体が「自分の評価が落ちることへの不安」なのです。
特に仕事上の発表、報告、プレゼンテーションなどは直接的に業績につながりますので、余計に不安を感じることが多いのです。
2.自分の内面を見透かされることへの不安
この不安の典型例は、好きな人や権威のある人と接する場面です。
自己評価の低い人は自分の評価が低いため、自分にとって大切な人や
影響力ある人の前にいると、「できない自分」「頼りない自分」を
相手も感じ取っているんじゃないのか?と不安になってしまうのです。
3.他人の反応がわからないことへの不安
この不安の典型例は、自己主張をする場面です。
自分の意見をはっきり言うことで、もしかすると嫌われるんじゃないのか?
性格の悪い人と思われるんじゃないのか?
相手を傷つけるんじゃないのか?
というような不安が生まれて、緊張、発汗、赤面などの症状が出てしまいます。
4.他人に見られる不安
人間は他人に見られると決まりの悪さを感じてしまうことがあります。
表彰式など前に出るときに手と足が一緒になってしまう人がいますよね。これも、普段では特に意識しなくても普通にできることが、他人に見られているということで「いつも通りにしなくては」「自然にしなくては」と自分に強いる気持ちがかえって緊張や不安を助長してしまうのです。
以上、赤面症の背景にはこれら4つの不安が潜んでいるのです。