赤面症に効く薬はあるのか?
「薬を飲むだけで赤面症が治ればいいのに!」
と思っている人もいるかもしれません。
確かに薬で簡単に赤面症が治れば、さほど努力も必要なく、誰にも知られず赤面症が治りますので頼もしく思えますよね。
一般的に診療内科などに行くと向精神薬が処方されます。
向神経薬とは、中枢神経系に作用して精神に影響を与える薬剤の総称のことです。
例えば、精神安定剤、坑うつ剤、鎮静剤、睡眠剤などがあります。
向神経薬はさらに3種類に分類されます。
- β遮断薬
- 精神安定剤
- 坑うつ剤
さらにそれぞれが成分によって分類され、例えば坑うつ剤であれば、
- 三環系坑うつ剤
- MAO(モノアミン酸酵素阻害薬)
- SSRI(選択的セロトニン再取り込み障害薬)
このように精神疾患で処方される薬は様々です。その人の症状、体質などによって医師から処方さらます。
これらの薬の中で赤面恐怖症による不安を軽減させてくれるものも存在する可能性もあります。
ただ結論から言うと、薬では赤面症は治すことはできません。
精神症の薬の効果をひと言で言うなら、本人が今陥っている状況を打開し、克服へ向けて歩き出すきっかけを与えることです。
薬によって症状そのものが治ることはほとんどないのです。
赤面症の根本的な原因は自信の欠落や不安によるものです。
ですからたとえ薬で不安な感覚を軽減することができても、根本的な要因を取り除かない限り、不安の発生自体を抑えることはできないのです。
私の元にも長年精神安定剤を飲み続けたクライアントさんがたくさnいらっしゃいます。薬を飲み続けてもなかなか症状が改善されない。でも服用をやめると余計に症状が悪化してしまうのではないか?という新たな不安が続きなかなかやめられないのです。まさに薬による悪循環が起きてしまう例もあるのです。
赤面症の原因はあなたの心の中にあります。
その原因を取り除かない限り克服はできないのです。