赤面症に漢方薬は効くのか?
「飲むだけで赤面症が治る漢方薬があればいいのに!」
と思っている人もいるかもしれません。
確かに漢方薬で簡単に赤面症が治れば、薬ほど副作用はありませんので頼もしく思えますよね。
一般的に精神を安定させリラックさせる効能があるとされる漢方薬には下記があります。
- 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
- 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
赤面症に関するホームページでもこれらの漢方薬が「赤面症に効く!」とうたっているものも存在します。しかし実際にはこれらの漢方薬が赤面症に効果があったという事例はありません。
ただうつ病の患者にも処方され、自律神経を整えリラック効果があるので、赤面症にも効くはずでは?という憶測に過ぎません。
「赤面症に効く薬」のページでも説明したように、結論を言うと
漢方薬では赤面症は治すことはできません。
薬の効果をひと言で言うなら、本人が今陥っている状況を打開し、克服へ向けて歩き出すきっかけを与えることです。
薬によって症状そのものが治ることはほとんどないのです。
赤面症の根本的な原因は自信の欠落や不安によるものです。
ですからたとえ薬で不安な感覚を軽減することができても、根本的な要因を取り除かない限り、不安の発生自体を抑えることはできないのです。
赤面症の原因はあなたの心の中にあります。
その原因を取り除かない限り克服はできないのです。
薬や漢方薬に頼らなくても赤面症は治すことができます。いや、薬や漢方薬に頼っていてはいつになっても赤面症は治りません。
しっかりと自分と向き合い、自分の内面を変えなければ新しい自分にはなれないのです。