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赤面症と対人恐怖症
2005.125 タケ
◆◇対人恐怖症
赤面症が引き起こす2次的なものに対人恐怖症があります。
赤面症の人が対人恐怖症になる過程は、
赤面症→赤面症恐怖症→対人恐怖症、と言う順序でなります。
私の場合も最初は人前で赤面することが嫌でしたが、次第に「人」自体が苦手に変化していったような気がします。
私の対人恐怖症は誰に対しても全くコミュニケーションが持てないような
重度なものではありませんでした。
しかし、人が笑っていれば『自分が笑われているんじゃないか?』
相手がこちらを見ていたら『自分の噂話をしているんじゃないか?』
と言う被害妄想や自意識過剰がエスカレートして対人恐怖症を作り出していました。
ですから、職場でも談笑中の集団の中に割り込むことや会議などの人が集まる状況が怖くてしょうがありませんでした。
やはりこの対人恐怖症も自分の『自信の無さ』が引き起こしていました。
自信が無いので勝手に相手が自分のことを言っているような思いに襲われてしまっていたのです。
この、相手が笑っている気がするとか、自分のことを話題にしていてるという感覚は実は自分自身の鏡なんですね。
どう言う事かと言いますと、例えば自分のことを話題にしていると感じたなら、
相手が自分の何を話題にしている気がするのか?
自分のどんな部分を話題にしている気がするのか?
と自分に質問すればよくわかります。
『すぐに赤面して人前でうまく話せないこと』を話題にされていると感じたとすると、それは自分が自分に対して日頃から感じていること、いわゆるコンプレックスの表れなんです。
いつも自分が気にしていること、負い目に感じていることが『相手も気にしているに違いない』と言う解釈に変わってしまっているのです。
ですから、対人恐怖症を克服するには、『相手』とどう接するか?『相手』をどのように捉えるのか?と『相手』にフォーカスを当てるのではなく
『自分』のコンプレックスは何か?
『自分』の負い目は何か?
じゃあどうすればそのコンプレックスが消えるのか?
と言うように『自分』にフォーカスを当てないと根本的な解決にはならないのです。
自分に自信が付き堂々とした態度で生活できれば、相手がどんな人であろうと後ずさりすることはなくなりますからね。
自信を持つこと!
がんばりましょう!